After Effectsを使用して実写の標識をアニメーションさせた動画を作成してみました!
作り方など後で見返しせるようまとめておこうと思います。
ネットの情報を参考に標識アニメーションを
作成して遊んでみました!
せっかくなので、自分なりに作り方をまとめて
おこうと思います。
After Effectsで標識アニメーション
自分で実際に作った動画がこちらになります
(再生回数が少ないのは目をつぶってください笑)
After Effectsを触り始めて2,3ヶ月の頃に、
YouTubeのチュートリアルを見よう見まねで
作成したものなので、拙い部分はありますが
ご容赦ください・・・
まだソフトに慣れていなくて
時間がすごくかかった記憶が・・・
作成手順
標識を撮影する
まずそこら辺のちょうど良い標識を撮影
しましょう。
撮影する標識は、描かれているマークが単純な
ものを選ぶと後の作業が楽になります。
(アニメーションを作るには、標識のマークを
トレースする必要があるため)
矢印とか数字とかだとやりやすいかも!
さて、撮影についてですが、
①三脚などでカメラを固定し定点で撮影
する場合
②カメラを手持ちで撮影する場合
以上の2パターンのうちどちらかの方法で撮影します。
①の場合は、動画ではなく写真でも良いと
思います。
(後から、カメラを手持ちで撮影したような画面の動きを編集で付けられるため)
②の場合は、小刻みな手ブレをなるべく無くす
ように気をつけましょう。
ブレによっては、後の作業で上手くいかない事があります。
今回の映像のような緩い動きのブレならあまり問題はありません。
道路などで撮影する場合は、
周囲の安全に気をつけて撮影
しよう。
After Effectsで制作
続いては具体的な編集手順をまとめていきます。
アニメーションの部分を先に作る
まず、標識に描かれたマーク(今回の場合は矢印と文字)をトレースします。
矢印などのマークは、ペンツールで
シェイプを作成していくのが良いです。
文字は、標識に近いフォントを打ち込んで作ります。
今回は「機械彫刻用標準書体フォント」を
使用してみました。
標識のフォントと近しいと思います。
フリーのフォントなので、ぜひDLして使ってみてください。
そして、今トレースした要素の
背景もトレースしておきます。
標識からはみ出さないように大きさに注意して、色もなるべく同じになるようにスポイトツールなどで調整しましょう。
そうすると、現在は上から順に、
トレースしたシェイプがあるレイヤー
↓
背景レイヤー
という配置になっています。
そして、トレースしたシェイプ・文字ががスライドして、代わりに別の要素が表示されるようなアニメーションをつけていきます。
そのため、トレースしたシェイプ・文字がスライドして消えた後に表示させたい要素を作成しておきましょう。
トレースしたシェイプ・文字とその後に表示させたいシェイプ・文字の「トランスフォーム」にキーフレームを打って、スライドするアニメーションを作成します。
このままだと、標識の枠外にスライドさせた要素が見えてしまうため、
トラックマットやマスクを使用して標識の枠外からはみ出さないようにします。
これでアニメーションの部分は作成できました!
映像をトラッキングする
ここで言う「トラッキング」とは、
実写映像内のカメラや被写体の動きを検出し、
文字や画像などの要素を動きに合わせて
追随させる事です。
カメラの動きを検出するトラッキングは実写の映像内に、あたかもテキストなどの要素が物理的に置いてあるかのような表現が可能です!
(この場合、映像内に動いている物体は必ずしも必要ありません。)
これを応用すると、手ブレを補正する事もできます。
→エフェクト「ワープスタビライザー」
被写体の動きを検出するトラッキングは被写体の動きにテキストなどの要素を追随させる事が可能です。
今回の場合は、
カメラの動きを検出するトラッキングです。
After Effectsの「トラッカー」パネルにある「トラッカー」を選択して、トラッキングを開始。
トラッキングが終了したら、ターゲットをヌルに設定してヌルに適用。
そして、先ほど作ったアニメーション用のコンポジションをヌルと親子付けすると、映像のカメラの動きに合わせてコンポジションも動き、
実写に合成ができるようになっているはずです。
好みで演出を加える
ここまでで標識アニメーションは完成したので、あとはお好みで調整していきます。
私の作成した動画では、
アニメーションの切り替わり時に
ズームをかけたり、
マークや文字の不透明度をいじり点滅させたり、
画面の色味を変えたりしてみました。
おまけ:定点撮影したものにカメラの手振れを付ける
写真を使えば、わざわざトラッキングを
しなくても実写合成が可能です。
トラッキングは、動画によっては精度が低く
なってしまうこともあり、失敗しやすかったりします・・・
ただ、やっぱり動画の方が
すごいなって感じがするよね。
そこで、写真上に合成したのち、
あたかもカメラを手に持って撮影した動画の
ような手ブレをつけてみましょう。
やり方は簡単で、
合成し終わった写真または動画を
3Dレイヤー化ます。
次に、カメラを新規作成し「位置」にアニメーションを付けます。
※エクスプレッションのウィグルを使うと自然な手ブレが作れます。
標識アニメーション まとめ
まとめ
- トレースが簡単そうな標識を
動画または写真で撮影する - 撮影後はAfter Effectsで
制作していく - 動画の場合、トラッキングをすると
作成したアニメーションを実写に
合成できる - 写真にアニメーションを合成したのちAfter Effects内のカメラで
手ブレ感を付けることも可能
実写合成はなかなか上手くいかないことも多いけど、
できるようになると映像表現の幅が広がって楽しいな!